言葉の意味

「QED」とは?意味や例文や読み方や由来について解説!

「QED」という言葉の意味を解説!

「QED」とは、ラテン語の「quod erat demonstrandum」の略語で、「証明終了」という意味です。

数学や論理学の分野でよく使われる言葉であり、特に証明の結論を示す際に用いられます。

これまでの議論や計算を元に結論を導き出し、証明を完了したことを示すために用いられる言葉です。

また、論理的な推論や論証の過程を整理し、読者に納得感を与えるためにも重要な役割を果たします。

そのため、「QED」という言葉は、証明の締めくくりとして使われ、結論の重要性を強調する役割を果たします。

「QED」という言葉の読み方はなんと読む?

「QED」という言葉は、「キュー・イー・ディー」と読みます。

一般的には、アルファベットの「Q」と「E」の間にある「D」を「ディー」と読みます。

英語圏の学術界や数学の分野では広く使われており、この読み方が一般的です。

ただし、発音に関しては個人による違いもありますので、文脈によっては他の読み方も使われることがありますが、大抵の場合は「キュー・イー・ディー」と読んで問題ありません。

「QED」という言葉の使い方や例文を解説!

「QED」という言葉は、数学や論理学の分野でよく使われます。

証明の結論を示すために用いられる言葉であり、前提や仮定から論理的な推論を進め、最終的な結論を導き出した後に「QED」と書いて証明の終了を示します。

例えば、「三角形ABCの内角の和は180度であることを証明せよ」という問題に取り組んでいるとき、証明の過程を示した後に最後に「よって、三角形ABCの内角の和は180度であることが示された。

QED」と書くことができます。

このように「QED」という言葉は、文脈に応じて使われることがありますが、証明の完了や結論の確定を示すために広く利用されています。

「QED」という言葉の成り立ちや由来について解説

「QED」という言葉は、ラテン語の「quod erat demonstrandum」の略語であり、数学や論理学の分野で使われています。

元々のラテン語の意味は「証明すべきこと」や「証明すべき命題」であり、この言葉自体がギリシャ語の数学の著作『エウクレイデス幾何学原本』に由来しています。

古くから証明の終了や結論の確定を示すために利用されてきた言葉であり、特に数学や論理学の分野で重要な役割を果たしてきました。

現代の学術界や数学の教科書などでも「QED」という略語が頻繁に使用され、証明の結論を明示するために利用されています。

「QED」という言葉の歴史

「QED」という言葉は、古代ギリシャから現代の数学や論理学まで広く使われてきました。

古代ギリシャの数学者エウクレイデスが著した『エウクレイデス幾何学原本』で、「quod erat demonstrandum(証明すべきこと)」という表現が初めて現れ、これが後の「QED」という略語につながっていきます。

ラテン語の「quod erat demonstrandum」が中世ヨーロッパで広く使用されるようになり、現代の学術界や数学の分野でも引き続き使われ続けました。

「QED」という略語自体は、19世紀のフランスの数学者ピエール・ド・フェルマーやイギリスの数学者アイザック・ニュートンなど、多くの数学者や論理学者によって使用されました。

現在でも、数学や論理学の分野で「QED」という言葉は重要な役割を果たしており、証明の結論を示すために広く使われています。

「QED」という言葉についてまとめ

「QED」とは、数学や論理学の分野で使われる言葉であり、「quod erat demonstrandum」の略語です。

証明の結論を示す際に用いられ、前提や仮定から論理的な推論を進め最終的な結論を示した後に「QED」と書くことが一般的です。

また、「QED」という言葉は、証明の締めくくりとして使われ、結論の重要性を強調する役割も果たします。

この言葉は古代ギリシャの数学者エウクレイデスに由来し、ラテン語の「quod erat demonstrandum」が後に「QED」という略語になりました。

現代の学術界や数学の分野でも引き続き広く利用されており、証明の終了や結論の確定を示すために重要な役割を果たしています。