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「挙げ句」という言葉の意味を解説!
「挙げ句」とは、物事の結果や状況が最終的にある一定の結末に至ることを表す言葉です。
何かしらの一連の事態や出来事の最後に、予想外の結末や意外性が生じた時に使われます。
例えば、「彼は頑張って勉強したが、挙げ句の果てに大学に受からなかった」という場合、勉強の努力が虚しく終わり、受験に失敗した悔しさや落胆を表しています。
このように、「挙げ句」は失望感や驚き、あるいはもどかしさを表す言葉として使用されることが一般的です。
「挙げ句」という言葉の読み方はなんと読む?
「挙げ句」は、「あげく」と読まれます。
「挙げ句」という言葉の使い方や例文を解説!
「挙げ句」は、主に何かしらの苦労や行動の結果が予想外の結末となる際に使われます。
例えば、「私は長い間仕事を頑張ってきたが、挙げ句の果てに辞職することになった」というように使うことができます。
また、「彼は長旅をした挙げ句、目的地にたどり着けずに帰ってきた」というように、結果が思わしくない場合にも使われます。
これらの例文からも分かる通り、「挙げ句」は努力や行動が報われない結果につながった際に用いられることが多いです。
「挙げ句」という言葉の成り立ちや由来について解説
「挙げ句」という言葉は、元々は「挙がる」や「揚がる」という動詞に「結びつける」という意味合いがありました。
その後、「挙げ句」という表現は「挙がることの先にある結末」という意味に発展しました。
例えば、江戸時代の「御堂筋を挙げて堺へ参る」という言い回しは、堺へ参ろうと決心してからの遠方への旅行の経過や出来事を指していました。
こうした経緯から、「挙げ句」という言葉は、後に現在のように物事の結果に関する意味を持つようになりました。
「挙げ句」という言葉の歴史
「挙げ句」という言葉は日本語の中で古くから使用されており、その歴史は古代にまでさかのぼります。
古典的な日本語文献には、「挙げ句」「之挙げん句」などの表記が見られます。
その後、中世から近世にかけても広く使用されました。
現代の日本語でも、依然として「挙げ句」という表現が一般的に使われています。
「挙げ句」という言葉についてまとめ
「挙げ句」という言葉は、物事の結果や状況が最終的にある一定の結末に至ることを表す言葉です。
予想外の結末や意外性がある場合に使われ、失望感や驚き、もどかしさを表現する役割を持っています。
「挙げ句」は古くから日本語に存在する表現であり、その歴史は古代にまでさかのぼります。
現代の日本語においても広く使用されている言葉です。
努力や行動が報われず、最終的な結果が思わしくなかった時に「挙げ句」という言葉を使って、その結末を表現してみてはいかがでしょうか。