言葉の意味

「共依存」とは?意味や例文や読み方や由来について解説!

「共依存」という言葉の意味を解説!

「共依存」とは、人々や物事がお互いに依存しあって存在する状態を指す言葉です。

たとえば、友人同士や夫婦などの関係では、一方の存在が他方に影響を与え、一方がいなくなると関係が成り立たなくなることがあります。

このような依存関係が生まれることを「共依存」と呼びます。

「共依存」は、関係性の中でお互いに支え合い、助け合うこともあれば、依存しすぎてバランスを崩してしまうこともあります。

それによって、健全な関係が築けない場合もありますので、注意が必要です。

「共依存」という言葉の読み方はなんと読む?

「共依存」という言葉は、「きょういぞん」と読みます。

日本語の「きょう」は「お互い」という意味を表し、「いぞん」は「依存」という意味です。

二つの言葉が組み合わさって、「共依存」という言葉ができあがりました。

「共依存」という言葉の使い方や例文を解説!

「共依存」という言葉は、人間関係や社会現象など幅広い分野で使われます。

たとえば、友人同士での「共依存」では、互いに頼り合っていて、一方が困ったときは相手が助けてくれるという関係性を指します。

また、組織内での「共依存」では、メンバー同士が協力し合って仕事を進めることになります。

例えば、「AさんとBさんは共依存関係にあるようだ。

お互いに助け合って成長していくのだろう」という風に使うことができます。

「共依存」という言葉の成り立ちや由来について解説

「共依存」という言葉は、英語の「codependency」が由来とされています。

この言葉は、もともとアルコール依存症の治療に携わる専門家、メロディ・ビアディによって提唱されました。

アルコール依存症の患者とその家族の関係を研究していたビアディは、家族と患者がお互いに依存し合っていることを「共依存」と名付けました。

これが後に広がり、一般的な人間関係や関係性の表現にも使用されるようになりました。

「共依存」という言葉の歴史

「共依存」という言葉は、1980年代にアメリカで広く知られるようになりました。

当時、「共依存」は主にアルコール依存症の治療に携わる専門家たちが使用していました。

その後、心理学や家族療法の分野で研究が進み、さまざまな人間関係や社会現象を指す言葉として広がっていきました。

現在では、心理学やカウンセリングの分野で広く使用されています。

「共依存」という言葉についてまとめ

「共依存」とは、人々や物事がお互いに依存しあって存在する状態を指す言葉です。

友人関係や組織内での協力など、さまざまな場面で見られる概念です。

ただし、適切なバランスを保つことが重要であり、依存しすぎることで健全な関係が損なわれることもあります。

「共依存」という言葉は、アルコール依存症の治療の分野から広まりました。

その後、心理学やカウンセリングの分野でも使用されるようになり、さまざまな関係性を理解するための有用な言葉として使われています。