言葉の意味

「二枚舌」とは?意味や例文や読み方や由来について解説!

【二枚舌】

「二枚舌」という言葉の意味を解説!

「二枚舌」とは、同じ人が異なる場面や相手に対して、表面上は違った話や行動をすることを指す言葉です。

つまり、本音と建前が異なることや、裏表があることを指し示します。

この言葉にはネガティブな意味合いがあり、信頼性や誠実さを欠いた態度を指摘する際に使用されます。

人は他人に対して二枚舌を使うことで、自身の利益を追求したり、トラブルを避けたりする場合があります。

「二枚舌」という言葉の読み方はなんと読む?

「二枚舌」は、「にまいじた」と読みます。

四文字熟語のため、正確な読み方を知っていることで、言葉を正しく使いこなせるようになります。

「二枚舌」という言葉の使い方や例文を解説!

「二枚舌」は、仕事や人間関係、政治など、さまざまな場面で使用することができます。

これは、特に他人とのコミュニケーションにおいて、相手の真意が分かりにくい場合に使います。

例えば、上司が部下に対して「君の仕事は素晴らしい」と褒める一方で、他の人の前では酷評している場合、それは「二枚舌」です。

上司の真意や評価が不明瞭で、部下の信頼を損なう可能性があります。

「二枚舌」という言葉の成り立ちや由来について解説

「二枚舌」という言葉は、江戸時代から存在していました。

日本の俳諧師・春居庵治外の人が、1784年に書いた「二枚舌蛙」を起源とすると言われています。

この作品では、言葉巧みに他人を欺くカエルの姿が描かれ、二枚舌を表現しています。

「二枚舌」という言葉の歴史

「二枚舌」という言葉は、江戸時代を経て明治時代に広まりました。

当時、政治や社会の場での裏表が横行していたため、この言葉が注目されました。

二枚舌の存在が一般的に知られるようになったことで、人々は信用性や誠実さを重視するようになりました。

「二枚舌」という言葉についてまとめ

「二枚舌」とは、表面上は違った話や行動をすることを指す言葉です。

ネガティブな意味合いを持ち、信頼性や誠実さを欠く態度を指摘する際に使用されます。

「二枚舌」の使い方や例文は、コミュニケーションの場面で相手の真意が分かりにくい時に活用できます。

江戸時代から存在し、明治時代に広まったこの言葉は、裏表のある行動に対する注意喚起として、今でも使われ続けています。