言葉の意味

「完膚なき」とは?意味や例文や読み方や由来について解説!

「完膚なき」という言葉の意味を解説!

「完膚なき」という言葉は、全く皮膚が残らないほど、全身傷つき荒れ果てることを指します。つまり、徹底的に打ちのめされ、敗北や敗退を経験してしまうことを表現しています。身も心も傷つき、何もかも失い、全てを失ってしまう様子を示す表現です。

この言葉は、極端な状況や状態を表現する際に使われることが多く、非常に強い表現となっています。

「完膚なき」の読み方はなんと読む?

「完膚なき」は、「かんぷなき」と読みます。漢字の「完膚」は、全身の皮膚や肌などを意味し、「なき」は「ない」という意味です。つまり、全身の皮膚が残っていない状態を表す言葉となっています。

「完膚なき」という言葉の使い方や例文を解説!

「完膚なき」は、戦いや競争などで敗北し、完全に敗れ果てた状態を表現する際に使われます。「試合に完膚なく敗れる」「交渉に敗北し、完膚なき姿で帰国する」などと使われます。また、困難や苦難を乗り越えても、何もかも奪われる様子を表す時にも用いられます。

「完膚なき」という言葉の成り立ちや由来について解説

「完膚なき」という言葉の成り立ちは、「完」が「全て」を意味し、「膚」が「皮膚」を指し、「なき」が「ない」という意味を持つ言葉です。全ての皮膚が残っていないほどの徹底的な傷つき方を表しています。この表現は、古代中国の詩から引用されて日本に伝わったと言われています。

「完膚なき」という言葉の歴史

「完膚なき」という言葉の歴史は古代中国にさかのぼります。古代中国の詩や文学において、この表現が用いられるようになり、その後、日本にも伝わりました。現代でも、非常に激しい戦いや競争で敗北した時に使われる表現として広く使用されています。

「完膚なき」という言葉についてまとめ

「完膚なき」という言葉は、全身を傷つけてしまい、何も残らないほど徹底的に打ちのめされることを表現しています。その強い表現から、戦いや競争の様々な場面で使用されており、極めて厳しい状況や状態を表す際に適した言葉となっています。