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「背理法」とは?意味や例文や読み方や由来について解説!

「背理法」という言葉の意味を解説!

「背理法」とは、ある命題を証明するために、「その命題が成立しない場合に矛盾が生じる」と仮定し、その矛盾が生じることを否定することで、元の命題が成り立つことを証明する方法です。

背理法は数学や論理学でよく用いられる証明方法であり、論理的な思考力が求められます。

「背理法」という言葉の読み方はなんと読む?

「背理法」は、せつりほうと読みます。

「せつり」は「矛盾」、「ほう」は「方法」という意味です。

「背理法」という言葉の読み方は、当初は漢字の音読みである「はいりほう」と読まれていましたが、次第に「せつりほう」と読むことが一般的になりました。

「背理法」という言葉の使い方や例文を解説!

「背理法」という言葉は、主に数学や論理学の分野で使用されます。

証明するべき命題が成立しない場合に矛盾が生じることを仮定し、その矛盾が生じないことを示すことで、元の命題が成り立つことを証明します。

例えば、「仮にAが成り立たないとすると、Bも成り立たなくなる。

しかし、Bは事実として成り立っているので、Aは必ず成り立つ」というような形で背理法が使われます。

「背理法」という言葉の成り立ちや由来について解説

「背理法」という言葉の成り立ちや由来は明確にはわかっていませんが、古代ギリシャの哲学者であるゼノンが考案したとされています。

ゼノンは「アキレスと亀の逆行」や「パラメニデスの逆行」などのパラドックス(逆説)を提唱し、背理法を用いてこれらの逆説を解明しようとしました。

その後、背理法は数学や論理学の分野で発展してきました。

「背理法」という言葉の歴史

「背理法」という言葉は、古代ギリシャの哲学者ゼノンによって提唱されました。

その後、背理法は数学の分野で広く使われるようになりました。

特に数学の基礎理論や数学的帰納法などにおいて、背理法は重要な証明方法として位置づけられています。

また、近代の数学者であるゲーデルの不完全性定理やフェルマーの最終定理など、数々の重要な証明にも背理法が用いられました。

「背理法」という言葉についてまとめ

「背理法」とは、ある命題を証明するために、その命題が成立しない場合に矛盾が生じることを仮定し、その矛盾が生じないことを示すことで、元の命題が成り立つことを証明する方法です。

背理法は数学や論理学の分野で重要な証明方法として使われており、ゼノンが提唱したことが由来とされています。

背理法は論理的な思考力を駆使して証明を行うため、数学のトリックやパズルに興味がある方にとっては魅力的なテーマかもしれません。