言葉の意味

「ambivalent」とは?意味や例文や読み方や由来について解説!

「ambivalent」という言葉の意味を解説!

「ambivalent」という言葉は、相反する感情や意見を同時に持つことを表現する言葉です。

ある特定の対象や状況に対して、好意と否定的な感情や意見が入り混じっている状態を指します。

人々が自分の感情に葛藤を感じることや、二律背反的な感情の存在は非常に一般的です。

例えば、ある人が特定の映画について「見てみたいけど、怖そうだから見るのを躊躇している。

でも、話題になっているし興味もあるから、やっぱり見たいな」と言う場合、その人は「ambivalent」な感情を抱いています。

喜びと不安、興味と心配など、相反する感情や意見が同時に存在しているのです。

「ambivalent」の読み方はなんと読む?

「ambivalent」は日本語の「アンビバレント」と似たような発音です。

日本語では「アンビバレント」と呼ばれることが一般的ですが、英語の発音に近いと「アンビヴァレント」とも言われます。

「ambivalent」という言葉の使い方や例文を解説!

「ambivalent」は文章や会話で幅広く使われる表現です。

例えば、ある人が新しい仕事に対して「やりがいがあって面白いけど、同時にプレッシャーも感じる」と言った場合、その人は自身の感情について「ambivalent」な状態を表現しています。

また、ある商品のレビューで「質は良いけど値段が高い」という意見がある場合、この意見は「ambivalent」な意見です。

商品の品質には満足しているが、価格には不満があるという相反する感情が表れています。

「ambivalent」という言葉の成り立ちや由来について解説

「ambivalent」は、ラテン語の「ambi」(両方)と「valere」(価値がある)から派生しています。

元々は精神分析学のフロイトが提唱した「double bind」(二重拘束)という概念から発展しました。

これは矛盾した要求によって人々が心理的な葛藤を経験する状態を指します。

その後、「ambivalent」は一般的な言葉として広まり、今日では様々な文脈で使用されています。

「ambivalent」という言葉の歴史

「ambivalent」という言葉は、20世紀初頭にドイツの精神医学者エミール・クライプリースによって初めて導入されました。

彼はフロイトの「double bind」の概念を発展させ、この言葉を用いて自己と他者の関係や人間の心理状態を表現しました。

その後、「ambivalent」の概念はさまざまな学術分野において研究され、応用されるようになりました。

「ambivalent」という言葉についてまとめ

「ambivalent」という言葉は、相反する感情や意見を同時に持つことを表現する言葉です。

人々が自分の感情に葛藤を感じることや、二律背反的な感情の存在は非常に一般的です。

この言葉は幅広い文脈で使われますが、ラテン語の「ambi」と「valere」から派生しており、最初は精神医学の領域で用いられました。

現代では、心理学や社会学などでも重要な概念となっています。