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「盾に取る」という言葉の意味を解説!
「盾に取る」という言葉は、相手の発言や行動を逆手に取って自分の言い分を守ろうとすることを指す表現です。
言葉通りに考えると、敵の攻撃を防ぐために盾を使用するイメージですね。
例えば、あなたが意見の対立がある相手と話し合いをしていて、「私は○○だと言ったはずですよ」と主張したい場面。
相手が「違うと言っていない」と言ってきたとします。
ここであなたが「盾に取る」という意味で、相手の発言を逆手に取って「確かに直接は言っていませんでしたが、間接的には言ったのではないでしょうか?」と言い返すことで、自分の主張を守ることができるのです。
「盾に取る」の読み方はなんと読む?
「盾に取る」の読み方は「たてにとる」と読みます。
漢字の「取」は「とる」と読むことが一般的ですし、仮名の「盾」も「たて」と読むため、そのまま組み合わせたような読み方になっています。
「盾に取る」という言葉の使い方や例文を解説!
「盾に取る」は、議論や口論の場でよく使われる表現です。
相手の主張や意見に対して、自分の主張を守るために相手の言葉を逆手に取り、反論することを意味します。
例えば、あなたが友人と「昨日のパーティーであなたが悪いことをした」と言われた場合、「私が悪いことをした?でも、私は一切悪いことをしていないよ」と反論するだけではなく、「盾に取る」という意味で、「私が一緒に行動していた友人AさんとBさんもいましたよね。
もしかして、彼らがやったことではないですか?」と言い返すことで自分を守ることができます。
「盾に取る」という言葉の成り立ちや由来について解説
「盾に取る」という表現は、戦国時代の武士の言葉遣いから来ているとされています。
当時の武士は、戦闘時には盾を使って敵の攻撃を防ぐため、盾を自分の身を守る道具として使っていました。
そのような武士の姿勢を転じて、議論や口論の場で相手の発言を自分の意見を守るための道具として使うことを指すようになったのです。
「盾に取る」という言葉の歴史
「盾に取る」という言葉の歴史は古く、戦国時代から使われていたとされています。
当時の武士たちは、自身の身を守るために盾を頼りにしていたため、その姿勢を表現するのにこの言葉が用いられました。
そして、その後は議論や口論の場で使われるようになりました。
現代においても、相手の発言に対して自分の立場を守るために「盾に取る」という表現が使われ続けています。
「盾に取る」という言葉についてまとめ
「盾に取る」という言葉は、相手の言葉や行動を逆手に取って自分の意見を守るために使われる表現です。
議論や口論の場でよく使われる言葉であり、自身の主張をはっきりと伝えるために活用することができます。
この言葉は、戦国時代の武士の姿勢から派生したものであり、歴史の中で広く使われるようになりました。
現代でもその意味や使い方が変わることなく使われ続けています。