言葉の意味

「白々しい」とは?意味や例文や読み方や由来について解説!

「白々しい」という言葉の意味を解説!

「白々しい」とは、自分勝手な態度や言動があまりにも見え透いていて、他の人には信用されない様子を表す言葉です。

もしくは、堂々と欠点や嘘をさらけ出す様子を揶揄する場合にも使われます。

例えば、ある人が自分の失敗を平気で他人に話すとします。

その人の態度には、どこか浮かない感じがあり、嘘くさいと感じることでしょう。

このような場面では、「白々しい」という表現を使うことができます。

この言葉は、他人に対する裏表がある様子や、表面的な態度と実際の思いが乖離している様子を指摘する際にも用いられます。

「白々しい」の読み方はなんと読む?

「白々しい」は、「しらじらしい」と読みます。

日本語の読み方としては少し特殊なものですが、このように読むのになれておけば、正確に伝えることができます。

「白々しい」という言葉の使い方や例文を解説!

「白々しい」は、他人の不誠実な態度や言動を指摘する場合に使います。

例えば、友人が自慢話ばかりするのに対して、「白々しいな」と言えば、その友人の偽善的な態度を皮肉ることができます。

また、自分自身の言動を自虐的に表現する際にも使うことができます。

例えば、「私はいつも家事が苦手で、料理も白々しいものばかりです」と言えば、料理の腕前があまり自信がなく、少し悲しいという自分を表現することができます。

「白々しい」という言葉の成り立ちや由来について解説

「白々しい」という言葉は、元々は、物事が透けて見える様子を表す言葉として使用されていました。

その後、人の内心や態度が見え透いていることを意味するようになり、現在の使い方に至っています。

この言葉の由来については明確な起源は不明ですが、室町時代の文学作品にも用いられていたことが確認されています。

その後も、口語表現として広まり、現在では一般的に使われる語となりました。

「白々しい」という言葉の歴史

「白々しい」という言葉は、日本語の語彙の中で比較的古い言葉です。

室町時代の文学作品にも登場していることから、少なくとも500年以上前から使われていたと考えられています。

この言葉は、古くから人々の心情や態度に対する皮肉や批判的な意味合いを持っており、日本の文化においては長い歴史を持つ言葉と言えます。

「白々しい」という言葉についてまとめ

「白々しい」は、自己中心的な言動や他人への裏表が見え透いているような態度を指摘する言葉です。

また、自虐的なニュアンスや物事の表面的な姿が実際の姿と乖離している場合にも用いられます。

この言葉は、古代から日本の文学や日常会話で広く用いられており、日本語の語彙の一部として長い歴史を持っています。

日本語を使いこなす上で、「白々しい」という言葉を適切に使いこなすことができれば、より正確で親しみやすい表現ができるでしょう。