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「腰折れ」という言葉の意味を解説!
「腰折れ」という言葉は、きわめて不快な状況を指し示す言葉です。
腰折れとは、人が内なる強さを感じて過ごしていた時に、自分を諦めて折れてしまうことを意味しています。
大変な社会・政治的状況から自分を守るカラだろうと思っていたのに、その抵抗感や屈しない姿勢もなく心身ともに疲労して折れてしまう悲しみを持った形容詞であり、人間の弱さを隠さずに見せる言葉なのです。
「腰折れ」という言葉の使い方や例文を解説!
「腰折れ」は形容詞として使われることが多く、人間のノンビリや辛抱強さを失ったことを表します。
具体的な表現としては以下のような例文があげられます。
・彼は心の中で腰折れしてしまった。
・今の若者は時に腰折れしてしまうこともある。
・職場の状況でコツコツと苦しみながらのがんばっている人も腰折れしている人もいます。
「腰折れ」という言葉の成り立ちについてを解説
「腰折れ」という言葉は、19世紀以降活発に使われるようになったもので、人間の体験と困難な状況をからみあわせて、活用されるようになったと考えられています。
近年、末期病気のケアなどでも活用されており、また台風など大型の強風の名前としても使われるのが特徴です。
「腰折れ」という言葉の歴史
「腰折れ」という言葉は西洋文化から日本にも受け入れられました。
19世紀末から20世紀初頭にかけて、腰折れという言葉が日本で頻繁に用いられていました。
主に戦争描写小説などで使われるなど、戦いの話をされる時などに使われる言葉となりました。
「腰折れ」という言葉についてまとめ
「腰折れ」という言葉は、強さを感じている人が突然の状況に自分を諦めて折れてしまうことを指します。
要するに、ある状況に対して素直に把握して前向きな対応をすることができない時、腰折れという表現が使われるようになったのです。
腰の折れるための条件は広いですが、今後も「腰折れ」という表現はネガティブな言葉であるけれど、人間の弱さを見せる表現として再評価されて行きます。