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「背水」という言葉の意味を解説!
「背水」とは、逆境や困難に直面し、最後の一縷の望みをかけて闘うことを指す言葉です。
何かを成し遂げるためには、必死になって努力し、逆境にもめげずに立ち向かう姿勢が必要です。
ある程度の覚悟や観念を持ち、自分の限界に挑戦することが「背水」の意味につながります。
人生においては、様々な困難や逆境が待ち受けています。
そのような時に「背水」という言葉を思い出すことで、最後の力を振り絞ることができるでしょう。
「背水」の読み方はなんと読む?
「背水」の読み方は「はいすい」となります。
この読み方は、漢字の「背」と「水」の音読みを組み合わせたものです。
「はいすい」という読み方が一般的で、日本語の言葉として定着しています。
「背水」という言葉の使い方や例文を解説!
「背水」という言葉は、ある状況や環境で最後の賭けをする場合に使われます。
例えば、仕事での大きなプロジェクトが頓挫してしまい、失敗した場合には会社に大きな損失が出てしまうかもしれません。
しかしそれでも最後の可能性を信じ、最後の一手をかける姿勢が「背水」です。
また、スポーツの試合で大量のビハインドを背負いながらも、最後の最後で逆転勝利を成し遂げる場合も「背水」の一例です。
逆境に立たされた時こそ、真の力が発揮されると言われるように、困難に立ち向かう意志の強さが「背水」によって表現されるのです。
「背水」という言葉の成り立ちや由来について解説
「背水」の語源は中国の古典であり、元々は「水の後ろに立って戦う」という意味でした。
中国では、敵が迫ってくる水辺に背を向けて立つことは、容易に逃げることができないことを示します。
そのような困難な状況に直面しても勇敢に立ち向かう姿勢を表すため、「背水」という言葉が生まれたのです。
「背水」という言葉の歴史
「背水」という言葉は、中国の歴史書『史記』にも登場しています。
書物によれば、紀元前207年に中国の秦朝の将軍である項羽が、大敗を喫した後に川に立ちふさがれ「背水の陣」を敷いたと言われています。
項羽は逆烏江で劣勢ながらも猛攻を仕掛け、見事に勝利を収めたとされています。
この「背水の陣」を敷いた戦いが後世に伝えられ、逆境に立たされた人が奮起する意味で「背水」という言葉が使われるようになりました。
「背水」という言葉についてまとめ
「背水」という言葉は、逆境に立たされた時に最後の一縷の望みをかけて闘う姿勢を表現しています。
覚悟を持ち、限界に挑戦することが必要です。
この言葉は仕事やスポーツだけでなく、人生の様々な場面で活用することができます。
困難に立ち向かう姿勢や諦めない心を持ち続けて、自分の目標を達成するために「背水」の精神を大切にしましょう。