言葉の意味

「份上」とは?意味や例文や読み方や由来について解説!

「份上」という言葉の意味を解説!

「份上」という言葉は、日本語では「以上」「以後」という意味で使われます。

何かの基準や限度を示す際に使われることが多く、ある状況・条件を満たした後で更に進むことを示します。

例えば、「お仕事は午後5時までです。

それ以上働くことはありません」と言われた場合、「お仕事は午後5時まで+α」という意味で「份上」が使われます。

また、「こんなことを言われたら、私も怒らずにはいられない份上」と言う場合は、「私も怒る以上」という意味になり、相手の言動に対して怒りを感じる意思を伝えています。

「份上」という言葉の読み方はなんと読む?

「份上」という言葉は、読み方は「ぶんじょう(bunjo)」となります。

「ぶんじょう」という読み方は、中国語由来の言葉ですが、日本語で使われる際には「ふんじょう」とも読まれることもあります。

ただし、「ぶんじょう」の読み方が一般的です。

「份上」という言葉の使い方や例文を解説!

「份上」という言葉の使い方は、基本的には後ろに格助詞「の」「で」と組み合わせて使用されます。

例えば、「彼の能力は私の想像を超える份上、信頼して仕事をお願いしました」という文は、「彼の能力が私の想像以上だからこそ、信頼して仕事をお願いした」という意味になります。

また、「この仕事は時間と労力が必要な份上、給与もそれに見合った額が支払われます」という文は、「この仕事は時間と労力が必要だからこそ、給与もそれに見合った額が支払われる」という意味になります。

「份上」という言葉の成り立ちや由来について解説

「份上」という言葉は、中国の古典文献である『説文解字』にも登場する言葉です。

漢字の成り立ちを解説した書物で、「份(ぶん)」は割り当てられた分量を意味し、「上(じょう)」は上回るという意味です。

そのため、「份上」という言葉は、もともとは量や程度を超えることを意味していた言葉でした。

後に日本にも伝わり、現在では「以上」「以後」という意味で使われるようになりました。

「份上」という言葉の歴史

「份上」という言葉の歴史は古く、中国では既に唐代から宋代にかけて文献に登場しています。

日本では、古文書や歌謡曲などにも使用されており、特に江戸時代には広く庶民の間で使われるようになりました。

そして現代に至っても、日本語の一部として定着しており、文章や会話で頻繁に使われています。

「份上」という言葉についてまとめ

「份上」という言葉は、「以上」「以後」という意味で使われる日本語の表現です。

注意すべき点は、「份上」は後ろに格助詞「の」「で」と組み合わせて使用することが多いことです。

由来は中国の古典文献にまでさかのぼり、江戸時代から広く使われるようになりました。

現代の日本語でも一般的な表現となり、ビジネスや日常会話で使用されることが多いです。

以上が、「份上」という言葉の意味や使い方についての解説となります。