言葉の意味

「興奮冷めやらず」とは?意味や例文や読み方や由来について解説!

「興奮冷めやらず」という言葉の意味を解説!

「興奮冷めやらず」という言葉は、どういう意味なのでしょうか?この表現は、特定の出来事や状況に対して、興奮が冷めることなく続くさまを表しています。

つまり、興奮がなかなか収まらず、どうしても心が落ち着かない状態を意味しています。

例えば、大好きなバンドのライブに行った後で「興奮冷めやらず」だと言えば、そのライブの素晴らしさや感動が冷めず、まだ頭の中がワクワクしている状態を指しています。

「興奮冷めやらず」は、特に好きなものや楽しい出来事に関して使われることが多いですが、プレッシャーや緊張感が続く場合にも使うことができます。

つまり、ワクワク感や緊張感が長く続く状態を指して表現する言葉として使われています。

「興奮冷めやらず」の読み方はなんと読む?

「興奮冷めやらず」の読み方は「こうふんさめやらず」となります。

「こうふん」という部分は「興奮」という言葉そのものの読み方ですので、そのまま読めば大丈夫です。

「さめやらず」という部分は「冷め」という意味の「さめ」と、否定を表す「ず」が組み合わさった形です。

「さめ」は「さめる」という動詞の未然形ですので、普段は「さめない」という形で使われています。

「興奮冷めやらず」という言葉の使い方や例文を解説!

「興奮冷めやらず」という言葉の使い方や例文を見てみましょう。

この表現は、心の状態や感情を表す言葉として使われることが多いです。

例えば、友人と一緒に観た映画がとても面白くて、興奮冷めやらずだと言えば、「映画が終わってもまだ感動が冷めず、興奮が収まらない」という状態を表現しています。

また、大きなスポーツイベントの後で「興奮冷めやらず」だと言えば、「試合が終わってもまだ興奮が冷めなくて、テレビの前で繰り返し再生してしまった」というような意味になります。

「興奮冷めやらず」という言葉の成り立ちや由来について解説

「興奮冷めやらず」という言葉の成り立ちや由来について解説します。

この表現は、古くは中国の故事「聞香緋衣(もんこうひい)」に由来しています。

「聞香緋衣」とは、楊貴妃という美女が、敵に追われる途中で衣を落とし、その衣に香りが残るという物語です。

その香りに興奮し、冷めることなくその場に残るという意味が込められています。

「興奮冷めやらず」という言葉の歴史

「興奮冷めやらず」という言葉の歴史について紹介します。

この表現は、江戸時代の俳諧の世界でよく使われていた言葉です。

俳諧では、心の動きや自然の美しさを表現するための言葉が重要であり、その中に「興奮冷めやらず」という表現が含まれていました。

当時の俳人たちはこの言葉を使って、心の揺れ動きや感情の高まりを表現していました。

「興奮冷めやらず」という言葉についてまとめ

「興奮冷めやらず」という言葉は、興奮が冷めることなく続く様子を表す言葉です。

好きなものや楽しい出来事に対して使われることが多く、心の状態や感情を表現する言葉として使われています。

この言葉の由来は古く、中国の故事に由来しています。

江戸時代の俳諧の世界でもよく使われていた言葉であり、心の揺れ動きや感情の高まりを表現するために重要な言葉とされていました。

興奮が冷めることなく続く状態は、特別な経験や感情によって生まれるものであり、そのような状態を言葉で表現することは、より一層感動を深める効果があると言えます。