Contents
「辿々しい」という言葉の意味を解説!
「辿々しい」とは、物事が途中で長く続いていて、時間が経つにつれて徐々に進展が見られないさまを表現した形容詞です。
または、手続きや経緯が複雑であり、達成までに時間や労力がかかる様子も指します。
例えば、長い長い待ち時間が続いて、待ち疲れるような場合や、一歩進んで二歩下がるような状況で使われることがあります。
このように、何かが進まずにぐずぐずと続く様子を表す言葉です。
「辿々しい」の読み方はなんと読む?
「辿々しい」は、「たどたどしい」と読みます。
ただし、ぎこちない様子を表す「たどたどしい」とは異なりますので注意が必要です。
「たどたどしい」は、初めてのことをする際に構える様子を示し、不自由な状態や言葉遣いが独特であることを意味します。
対して、「辿々しい」は、進展がなく長く続く様子を表す言葉です。
「辿々しい」という言葉の使い方や例文を解説!
「辿々しい」は、日常会話や文章中で幅広く使われる言葉です。
特に、物事が長引いて進展が見られない状況や進行が鈍く、なかなか成果が出ないことを表現するのに適しています。
例えば、「プロジェクトの進行が辿々しく、なかなか成果が出ない」といった表現が該当します。
ここで、「辿々しい」という言葉を使うことで、プロジェクトが進行しているものの、期待される成果が得られない様子を的確に表現することができます。
「辿々しい」という言葉の成り立ちや由来について解説
「辿々しい」という言葉は、元々は「辿々」という形容動詞が由来となっています。
この「辿々」という表現は、物事が長く続くさまや進展のない様子を表していました。
その後、さらに丁寧さや進まない様子を強調するために、語尾に「-しい」を付け足して「辿々しい」となったと考えられています。
現在では、この語形が一般的であり、日本語の中で一定の意味を持つようになりました。
「辿々しい」という言葉の歴史
「辿々しい」という言葉の歴史は古く、平安時代にまでさかのぼることができます。
古文書や文学作品などで使用され、日本の言葉の豊かさや表現力を示しています。
また、近代以降の社会の変化によって、人々の生活や仕事の進め方も変わりました。
それに伴い、「辿々しい」という言葉もさまざまな場面で使われるようになり、現代の日本語においても定着しています。
「辿々しい」という言葉についてまとめ
「辿々しい」という言葉は、進展が見られずに長く続くさまを表現する形容詞です。
物事がなかなか進まず、鈍く遅い状況を的確に表現する言葉です。
この言葉は日本語の中で古くから使われており、現代の日本語でも広く使われています。
日常会話や文章中での使い方に気を付けながら、長く進展がない様子を表現する際に活用してみましょう。