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「SSL」という言葉の意味を解説!
「SSL」とは、Secure Socket Layer(セキュア ソケット レイヤー)の略称です。
インターネット上でデータの送受信を安全に行うための通信プロトコルの一つで、データを暗号化して保護する役割を持っています。
「SSL」を使った通信では、送信されたデータが途中で傍受されたとしても、その内容を読み取ることはできません。
情報を保護するために、通信の確立時にサーバーとクライアント間でデジタル証明書をやり取りし、通信経路を暗号化しています。
オンラインショッピングやインターネットバンキングなど、個人情報をやり取りする場面では必須のセキュリティ対策です。
「SSL」の読み方はなんと読む?
「SSL」は「エスエスエル」と読みます。
日本語では「セキュア ソケット レイヤー」と呼ばれることもありますが、略称の「SSL」が一般的に使われています。
その他にも「Secure Sockets Layer」というフルネームで呼ばれることもありますが、こちらは英語圏での呼び方です。
日本では、「SSL」と略して呼ぶことが一般的です。
「SSL」という言葉の使い方や例文を解説!
「SSL」という言葉は、特にウェブサイトやオンラインサービスのセキュリティに関連して使われることが多いです。
たとえば、以下のような文脈で使われます。
「当社のウェブサイトはSSLにより暗号化されていますので、お客様の個人情報は安全に送信されます。
」
。
この例文では、ウェブサイトのセキュリティ対策として「SSL」が使用されていることが示されています。
「SSL」により、お客様の個人情報が安全に送信されることを強調しています。
「SSL」という言葉の成り立ちや由来について解説
「SSL」は、1995年にネットスケープコミュニケーションズ(現在のネットスケープ)が開発しました。
当初はウェブブラウザとウェブサーバー間の通信を安全にするための技術として開発され、その後、他の通信プロトコルにも拡大していきました。
ネットスケープコミュニケーションズは、セキュリティプロトコル「SSL」を公開する際に、通信内容や通信経路を保護するイメージのある「鍵(Key)」のアイコンを使用し、それが「SSL」のアイコンとして定着しました。
現在でも、ウェブサイト上でのセキュリティ確認や「SSL」の使用を示す際に、このアイコンが使われることがあります。
「SSL」という言葉の歴史
「SSL」は、1994年にネットスケープコミュニケーションズのエンジニアであるエリック・A・ヤング(Eric A. Young)とティモシー・D・ハドソン(Timothy D. Hudson)によって開発が始まりました。
当初は「SSLv1」として公開されましたが、セキュリティ上の欠陥があったため、その後のバージョンで改良が行われました。
1999年には「SSLv3」が公開され、さらに2000年には「TLS 1.0(Transport Layer Security)」という名称で統合され、以降のバージョンも「TLS」の名称で公開されています。
「TLS」は「SSL」と同様の目的で開発されたセキュリティプロトコルであり、現在では「SSL」の後継技術として広く使われています。
「SSL」という言葉についてまとめ
「SSL」とは、インターネット上でデータの送受信を安全に行うためのセキュリティプロトコルです。
データの暗号化や通信経路の保護を行うことで、情報の安全性を確保します。
オンラインショッピングやインターネットバンキングなど、個人情報がやり取りされる場面で必須の技術となっています。
「SSL」は1995年に開発され、その後のバージョンアップや改良が行われました。
現在では「TLS」という名称でも知られており、インターネット上でのセキュリティを担う重要な技術となっています。